- 胃カメラ検査とは?
- むらた内科・消化器肝臓クリニックの胃カメラ検査の特徴
- 胃カメラ検査の流れ
- 胃カメラ検査の費用(目安)
- 胃カメラ検査で異常が見つかったら?
- 胃カメラ検査の重要性
- 胃カメラを検討すべき症状
- 胃カメラ検査が怖い方へ
胃カメラ検査とは?
胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、食道・胃・十二指腸の内部をカメラで直接確認する検査で、胃がんや食道がんの早期発見に非常に有効です。
異常が見つかればその場で組織を採取して病理検査を行うことができ、ピロリ菌検査やアニサキス除去も可能です。
痛みの少ない安心・丁寧な胃カメラ検査
「胃カメラ=つらい検査」と感じていませんか。
過去に「ゲップを我慢するのがつらかった」「お腹が張ってしんどかった」といった経験から、検査に抵抗を感じている方も少なくありません。当院では、鎮静剤を使用し、ほぼ眠ったような状態で検査を受けていただける体制を整えています。
不安なことや、これまでのご経験についてもしっかりお伺いし、できるだけ負担の少ない方法をご提案しています。
「つらかったから、もう受けたくない…」そんな方にこそ、安心して受けていただける環境を整えています。まずは気軽にご相談ください。
むらた内科・消化器肝臓
クリニックの
胃カメラ検査の特徴
最新鋭の内視鏡機器と
AI支援で、精度の高い
検査を提供します
当院では、LED光源内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)8000 SYSTEM」を導入しています。
遠くの部位まで明るく鮮明に映し出せるのが特徴で、ノイズの少ない高画質な画像により、
消化器の細かな粘膜の変化や、小さな病変もしっかり確認することができます。見落とされがちな初期の異変にも気づきやすく、病気の早期発見につながります。
専門医による
苦痛の少ない、
安心の内視鏡検査
当院の内視鏡検査は、内視鏡専門医である院長がすべて担当しています。
検査中は軽い鎮静剤を使用し、リラックスした状態で受けていただけるよう配慮しています。
「怖い」「つらい」という不安をできるだけ減らしながら、丁寧に検査を進めていきますので、安心してお任せください。
また、当院では大きな病院のように担当が変わることはなく、最初から最後まで同じ医師が責任をもって対応します。そうした一貫した診療体制も、安心感につながっていると感じています。
徹底した感染予防と機器の清潔管理
安心して検査を受けていただけるように、当院では感染対策にも力を入れています。
内視鏡の洗浄・消毒には、国際基準に対応した自動洗浄装置「ENDOSTREAM(エンドストリーム)」を導入。
内視鏡の内部までしっかりと洗浄・消毒し、感染のリスクを最小限に抑えています。また、処置に使用する器具は、できる限り使い捨て(ディスポーザブル)製品を採用。再利用する器具についても、毎回しっかりと洗浄・消毒を行っています。
検査後のリカバリー
スペースのご提供
検査のあとは、ゆっくりとお休みいただけるリカバリースペースをご用意しています。
プライバシーが守られた静かな空間で、スタッフがそばについてサポートいたしますので、検査後も安心してお過ごしいただけます。気分が優れないときや、何かご不安がある際には、遠慮なくお声がけください。
胃カメラと大腸カメラを
同時に受けることも可能
当院では、胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けていただくことも可能です。
下剤を服用し、胃や腸の中をきれいにしてから検査室にご案内します。
鎮静剤を使って検査を行うため、多くの方が「気づいたら両方終わっていた」と感じられるほど、負担の少ない方法です。
忙しい中での検査だからこそ、時間的・経済的なご負担を少しでも軽くできればと思っています。
「一度で済ませたい」「できるだけ楽に受けたい」とお考えの方は、ぜひご相談ください。
胃カメラ検査の流れ
1前日〜検査当日の準備
食事について
前日の夕食は、夜9時までに軽めに済ませてください。
脂っこいものや消化の悪い食べ物は控えめにしましょう。
当日の朝
検査当日は朝から絶食となりますが、少量の水(透明な水のみ)は摂取可能です。
ただし、牛乳・ジュース・お茶など色のついた飲み物は避けてください。
お薬の服用について
服用中のお薬がある場合は、あらかじめかかりつけ医に相談するか、当院までお問い合わせください。
服装の注意点
検査は私服のまま行えますが、腹部を締め付ける衣類(腹巻き・ボディスーツ等)は避け、楽な服装でご来院ください。
検査前の処置
ご来院後、胃の中を見やすくするための「消泡剤」を服用していただきます。
経口内視鏡の場合は、喉に麻酔を、経鼻内視鏡の場合は鼻の通りをよくする薬を使用します。
2検査の流れと注意点
検査前の準備
検査室では上着・眼鏡・入れ歯・アクセサリーなどを外していただき、ベルトも緩めます。
左側を下にして横になり、検査を開始します。
経口内視鏡の場合
口にマウスピースを装着し、内視鏡を口から挿入します。
無理に飲み込まず、肩・首・喉の力を抜いてリラックスしましょう。
唾液は飲み込まずに口外へ出し、げっぷは我慢して、ゆっくりと腹式呼吸を行ってください。
経鼻内視鏡の場合
内視鏡は鼻から挿入します。鼻の通りを整えた上で、ゆっくりと口呼吸をしながら検査を受けてください。
緊張すると呼吸が浅くなりやすいので、意識して深く静かな呼吸を心がけましょう。
検査時間
検査自体はおよそ3〜5分ほどで終了します。
検査後の注意点
検査後は麻酔の影響が残るため、院内で30分程度お休みください。
検査当日は以下のことを避けてください。
- 自転車・バイク・車の運転
- 激しい運動
- 長時間の入浴
- 飲酒
また、経口内視鏡の場合は1時間後、経鼻内視鏡の場合は約30分後から飲食が可能です。
組織採取が行われた場合ポリープや異変のある部位から組織を採取した場合は、その日は激しい運動・飲酒を控えていただきます。
3検査結果のご説明
結果のご説明
検査後は診察室で、撮影した画像を確認しながら医師が結果をご説明します。
組織検査がある場合
組織検査(生検)を行った場合、結果が出るまでに10〜14日ほどお時間をいただきます。
※上記は一般的な流れです。検査方法や注意点は医療機関により異なることがありますので、ご不明な点は事前にご確認ください。
胃カメラ検査の費用(目安)
3割負担の場合 | 1割負担の場合 | |
胃カメラ検査 | 約5,000円 | 約2,000円 |
---|---|---|
胃カメラ検査+生検 | 約9,000円 |
約3,000円 |
※上表は参考金額であり、実際の診療内容によって変動致します。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
胃カメラ検査で
異常が見つかったら?
胃カメラを受けるとき、「もし何か見つかったらどうしよう」と不安になる方は少なくありません。
でも、異常が早めに見つかれば、それだけ治療の選択肢も増え、日常生活に支障をきたす前に対応することができます。
ここでは、胃カメラで見つかりやすい代表的な病気と、その対応についてご紹介します。
ピロリ菌感染
ピロリ菌は、胃の粘膜に住みつく細菌で、慢性胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんのリスクを高めることがあります。胃カメラで炎症や赤みが見られた際には、必要に応じてピロリ菌の検査を行います。
対応
感染が確認された場合には、抗生物質などを使って除菌治療を行います。
治療後には再検査をして、きちんと除菌できたかを確認します。
胃ポリープ
胃の内壁にできる小さなできもの(良性の腫瘍)で、多くは症状がありません。
ただし、サイズや形によっては将来的に変化することもあるため、注意深い観察が必要です。
対応
ポリープの大きさや形を確認し、必要があれば組織を一部採取して詳しく調べます。
良性であれば経過観察を、悪性の可能性がある場合には切除を検討します。
胃がん
初期の胃がんはほとんど症状がないため、胃カメラでの早期発見がとても重要です。
わずかな変化を見逃さず、必要に応じて組織検査を行います。
対応
疑わしい部分があれば、内視鏡で組織を採取して詳しく調べます。
診断が確定した場合は、専門機関と連携し、できるだけ早く治療へと進みます。
胃潰瘍
胃の粘膜が傷つき、ただれてしまっている状態です。
原因はストレスや胃酸、ピロリ菌などが関係しています。出血や強い痛みを伴うこともあります。
対応
胃酸を抑えるお薬や、ピロリ菌の除菌など、原因に合わせた治療を行います。
逆流性食道炎
胃酸が食道へ逆流し、炎症を起こす病気です。
放っておくと、長期的には食道が傷つき、がんのリスクが高まることもあります。
対応
胃酸を抑える薬のほか、食生活の見直しや生活習慣の改善で、症状をやわらげていきます。
胃カメラ検査の重要性
バリウム検査とどう違うの?胃カメラ検査のメリット
胃カメラ検査は、胃や食道、十二指腸の粘膜を直接見ることができる検査です。
「ちょっと大げさかな…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、バリウム検査と比べると、精度の高さや見つけられる病気の幅がまったく違います。
バリウム検査はレントゲンで影を見る方法ですが、粘膜の細かい変化や小さな病変は見逃されることも。その点、胃カメラでは内視鏡を通して、炎症や小さなポリープ、初期の胃がんまでしっかり観察できます。必要があればその場で組織を採取し、詳しく調べることも可能です。
「きちんと調べられた」という安心感は、健やかな日々を過ごすうえでも大きな意味を持ちます。
胃がんや逆流性食道炎、ピロリ菌による胃炎など、初期には症状が出にくい病気の早期発見には、やはり胃カメラが有効です。
胃カメラを検討すべき症状

- 胃痛や胃もたれが続いている
- 後に胸やけや酸っぱさを感じる
- 食欲がわかない・食べ物の味がしない
- 突然の吐き気や嘔吐がある
- 健診でバリウム検査の異常を指摘された
- 家族に胃がんの既往があり、不安を感じている
「きっとそのうち治るだろう」とやり過ごしてしまいがちな症状の裏に、大きな病気が隠れていることもあります。 早めに検査を受けておくことで、安心して日常を過ごせるきっかけにもなります。
当院では、痛みや不快感をできるだけ抑えた検査を行っています。
はじめての方や不安がある方も、どうぞ安心してご相談ください。
胃カメラ検査が怖い方へ
「胃カメラってつらそう」「苦しい思いをしたことがあるから、もう受けたくない」
そんなお気持ちをお持ちの方も、きっと少なくないはずです。
当院では、そうした不安にきちんと寄り添い、無理に検査を進めるようなことは一切ありません。
まずは、今お悩みの症状やご不安について、ゆっくりお話をうかがうところから始めます。
そのうえで、検査の目的や流れ、どんな工夫をしているかをご説明しながら、必要に応じて鎮静剤を使用した検査や、苦痛の少ない経鼻内視鏡(鼻から挿入)をご提案いたします。
まずは、ご相談してください。
不安なまま、ひとりで抱えこまなくて大丈夫です。
「検査を受けるかどうか迷っている」という段階でも構いません。
どうぞお気軽に、お電話やWeb予約からご連絡ください。
あなたに合った方法を、一緒に考えていきましょう。