大阪市天王寺区で
大腸カメラ検査をご検討の方へ
当院は、大阪市天王寺区・玉造駅から徒歩2分の内科・
消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科です。
消化器内視鏡専門医による大腸カメラ検査を行っており、
大腸がん・大腸ポリープ・炎症性腸疾患などの
早期発見・予防に努めています。
このページでは、検査の重要性・症状の目安・検査の流れ・費用・異常が見つかった際の対応方法までわかりやすく解説しています。
- 大腸カメラ検査とは?
- 大腸カメラ検査をおすすめする症状
- むらた内科・消化器肝臓クリニックの
大腸カメラ検査の特徴 - 大腸カメラ検査の流れ
- 大腸カメラ検査の費用
- 大腸カメラ検査で異常が見つかった場合
- 大腸カメラ検査後の過ごし方
- 大腸カメラ検査に不安がある方へ
- 大腸カメラ検査に関するよくある質問
大腸カメラ検査とは?
大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)は、先端にカメラのついた細い内視鏡を肛門から挿入し、大腸の中を直接観察する検査です。
大腸がん・ポリープ・潰瘍・炎症性腸疾患など、さまざまな異常の早期発見に役立ちます。
異常が見つかった場合は、その場でポリープを切除したり、組織を採取(生検)でき、診断と治療を同時に行えるのが大きな特徴です。
眠っている間に終わる、安心の大腸カメラ検査
当院では、鎮静剤を使用し、ほぼ眠った状態で検査が可能です。
また、経験豊富な医師が丁寧に対応することで、
苦痛を最小限に抑えた検査を提供しています。
「以前、つらかった」「下剤が大変だった」「もう受けたくない」そんな思いをお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。事前にしっかりお話を伺ったうえで、負担の少ない方法をご提案いたします。
大腸カメラ検査を
おすすめする症状

- 便に血が混じっている
- トイレットペーパーに血が付着していた
- 下着に血が付着していた
- 健康診断などで便潜血の指摘をされた(便潜血陽性)
- 腹痛が治らずにいる
- 腹部膨満感がありお腹が張っている
- 一気に体重が減った
- 下痢や便秘がなかなか治らない
- おならが何度も出る
- 大腸ポリープや大腸がんを発症した血縁者がいる
- 40歳以上の方で大腸内視鏡検査を一度も受けていない方
上記に当てはまっている場合は、消化管などの異常が隠れているかもしれません。
ぜひ一度、当院へお越しください。
むらた内科・消化器
肝臓クリニックの
大腸カメラ検査の特徴
高精度な検査を可能にする内視鏡システム
当院では、最先端の内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)8000 SYSTEM」を導入し、消化器の微細な変化まで見逃さない、精密な検査を行っています。
高輝度・高解像度のLED光源により、粘膜のわずかな異常も鮮明に映し出すことができ、早期病変の発見率向上に寄与します。
また、AI技術を活用した「CADEYE(キャドアイ)」を併用することで、病変の検出や鑑別をリアルタイムに支援。
医師の目とAIによるダブルチェック体制により、より高い精度と信頼性をもって診断を行っています。
経験豊富な院長が
大腸内視鏡検査を担当
当院の院長は内視鏡専門医であり、豊富な経験と高度な技術を駆使して大腸内視鏡検査を行います。
最新の内視鏡システムを使用し、患者様の負担を最小限に、苦痛を軽減しながら検査を進めます。
検査中は状況に応じて迅速かつ適切に対応し、必要に応じてポリープの除去も行います。
鎮静剤を用いて
眠った状態で検査を実施
ご希望に応じて、鎮静剤を使用し、リラックスした状態で検査を受けていただけます。
眠っているような状態での検査は、不快感や苦痛を最小限に抑えることができ、より快適に検査を受けることが可能です。
検査中は、スコープ挿入時に負担を軽減するため、姿勢を調整しながら円滑に進めていきます。
また、ポリープ摘出が必要な場合は、検査中に処置を行います。病変が大きく、リスクが高い場合には提携の専門医療機関へ紹介となることもあります。
徹底した感染予防と衛生管理
当院では、すべての患者様に安心して検査を受けていただけるよう、感染予防対策を徹底しています。
内視鏡機器や処置器具は、国際基準に準拠した手順に沿って厳格に洗浄・消毒を行っています。
使用する器具には可能な限りディスポーザブル(使い捨て)製品を採用し、再利用が必要な機器についても、毎回確実に洗浄・高水準の殺菌処理を実施。
すべての工程で衛生管理を徹底し、清潔で安全な検査環境を整えることで、感染リスクを最小限に抑えています。
専用トイレ付の
個室前処置室の完備
大腸カメラの前には下剤を服用し、何度も排便してもらう必要があります。(前処置といいます)
他人とトイレを共有することに抵抗があるが、自宅で下剤を飲むのは不安な方には、専用トイレ併設の完全個室である前処置室を用意しております。きれいなトイレで、周りに気を使わずに準備可能です。
さらに、検査後はリカバリースペースで横になっていただき、ゆっくりと休むことができます。
プライバシーを尊重した空間で、スタッフがサポートしますので、万が一の際にも安心して過ごしていただけます。
胃カメラ・大腸カメラの同日検査にも対応しています
当院では、胃カメラと大腸カメラを同日に受けていただくことが可能です。
検査前に下剤を服用し、胃や腸内をきれいにしたうえで検査室にご案内いたします。
鎮静剤を使用して検査を行うため、ほとんどの方が「気がついたら終わっていた」と感じるほど、身体への負担も少なく受けていただけます。
一度の来院で両方の検査が済むため、検査にかかる時間や費用的な負担も軽減されます。
お忙しい方でも安心して受けていただける、効率的で配慮ある検査体制を整えております。
大腸カメラ検査の流れ
1医師の診察
ずは医師による診察を行います。
自覚症状のある方や、健康診断で異常を指摘された方は、検査の必要性について医師と相談し、症状の程度や既往歴・服薬状況を踏まえて検査の可否や時期を決定します。
予防的な目的で検査を希望される方にも、事前に診察を受けていただきます。
2前日の準備
食事について
検査前日は、消化の良い食事(おかゆ・うどん・スープなど)を摂るようにしてください。
脂っこいもの、野菜類、キノコ類、果物、種のあるものは避けましょう。
飲酒・夜食の制限
夜遅くの食事やアルコール摂取は控えてください。
就寝前には食事を終えるようにしましょう。
下剤の服用(指示がある場合)
医師の指示がある場合は、処方された下剤を前日から服用してください。
3 検査当日の準備
下剤の服用
受付後、腸管洗浄薬を服用し、複数回の排便で腸内をきれいにします。
便が水のように透明になるまで排便を繰り返すことで、腸内の観察精度が高まります。
着替え
検査専用の衣類とペーパーパンツに着替えていただきます。
4鎮静剤の投与
検査時の不快感を軽減するため、鎮静剤を投与します。
個人差はありますが、ウトウトしたり、眠っているような感覚になる方がほとんどです。
腸の動きを抑える注射を併用する場合もあります。
5検査開始
内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体を観察します。
異常がなければ画像撮影のみで終了しますが、ポリープや炎症、出血が認められた場合には、その場で組織採取(生検)やポリープ切除を行うこともあります。
※大きなポリープが発見された場合は、提携する専門医療機関をご紹介します。
6検査後の対応
休憩
検査後は鎮静剤の影響が落ち着くまで休んでいただきます。
結果説明
検査画像をもとに、医師から当日の結果をご説明します。
生検を行った場合は、検査結果が出るまでに数日~1週間ほどかかるため、後日再来院をお願いする場合があります。
注意事項
・検査当日は車やバイクの運転をお控えください。
・ポリープを切除した場合は、当日の飲酒や運動、刺激物の摂取を避けてください。
大腸カメラ検査の費用
3割負担の場合 | 1割負担の場合 | |
大腸カメラ検査 | 約6,000円 | 約2,000円 |
---|---|---|
大腸カメラ検査+生検 | 約12,000円 | 約4,000円 |
大腸ポリープ切除 | 約30,000円 | 約10,000円 |
※上表は参考金額であり、実際の診療内容によって変動致します。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
大腸カメラ検査でポリープなどの異常が見つかった場合
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)では、ポリープや粘膜の異常が発見されることがあります。
ポリープが見つかること自体は珍しくなく、多くはその場で内視鏡的に切除できるため、患者様への負担も軽減されます。
ポリープが見つかったら:その場で内視鏡的切除を実施
大腸ポリープが発見された場合、多くは内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)により、検査中にそのまま切除が可能です。
局所麻酔を使用するため、痛みはほとんどなく、処置は数分で終了します。
入院の必要もなく、日帰りで治療が完了します。
ポリープが発見された場合、その場で内視鏡を使ってポリープの切除を行います。局所麻酔を使用し、ほとんど痛みを感じることはありません。手術自体は数分で終了し、治療後すぐにお帰りいただけます。
切除したポリープは病理検査へ:良性か悪性かを診断
切除したポリープは病理検査(組織検査)に回し、がん化の有無を詳細に調べます。
検査結果は通常、数日~1週間程度で判明し、再診時に医師より丁寧にご説明いたします。
切除後の生活とフォローアップ:再発予防のために
ポリープが良性(非腫瘍性)であった場合、特別な制限は不要ですが、将来的なリスクも考慮し、定期的な大腸カメラの再検査をお勧めしています。
特に、ポリープが複数あった方、家族に大腸がんの既往がある方は、年1回程度の内視鏡検査が推奨されます。
大腸カメラ検査後の過ごし方
大腸内視鏡検査のあとは、検査内容(ポリープの切除有無)や鎮静剤の使用状況により、過ごし方が異なります。
下記の注意点を参考に、体調を見ながら無理のないようお過ごしください。
ポリープを切除しなかった場合
- 特に生活の制限はありません。
- 帰宅後すぐに水分や軽い食事を摂取していただいて問題ありません。
- 入浴や散歩など、通常通りの日常生活が可能です。
ポリープを切除した場合
ポリープ切除後は、切除部位からの出血リスクがあるため、数日間の安静が必要です。
出血は稀な合併症(約500人に1人)ですが、万が一の場合は再検査や止血処置が必要となることがあります。
以下の点を必ずお守りください。
アルコール・運動の制限
- 検査後 2日間はアルコール摂取を控えてください。
- 過度な運動(ランニング・筋トレ・ゴルフなど)も控えてください。血流が増すことで、切除部位からの出血リスクが高まります。
旅行・出張の延期
-
出血が起こった際にすぐ処置を受けられない環境は避けてください。
-
検査後2日間は、旅行・長距離移動・出張は控えることをおすすめします。
食事は消化に優しいものを
-
おかゆ、煮込みうどん、スープなどの柔らかく刺激の少ない食事を心がけてください。
-
香辛料や油もの、繊維質の多い食材は避けましょう。
【鎮静剤を使用した場合】
-
鎮静剤の影響で、検査後しばらくは眠気・ふらつき・注意力の低下が見られることがあります。
-
当日の運転(車・バイク・自転車)は禁止です。必ず公共交通機関または付き添いの方とお帰りください。
-
お仕事の復帰は可能ですが、集中力が必要な業務・機械操作などは念のため避けてください。
大腸カメラ検査に不安がある方へ
「大腸カメラは痛そう」「恥ずかしい」「以前つらかった経験がある」など、検査に不安を感じる方は少なくありません。
当院では、そのような不安なお気持ちに寄り添い、決して無理に検査を勧めることはいたしませんので、ご安心ください。
まずはお悩みやご希望を丁寧にお伺いし、不安を取り除くための工夫や、検査の流れをわかりやすくご説明いたします。
鎮静剤を用いた「眠っているような状態での検査」や、リラックスして前処置できる専用の個室前処置室もご用意しています。
まずは、お気軽にご相談ください。
「検査が必要かどうか」も含めて、医師が丁寧にご相談を承ります。
お電話またはWeb予約フォームより、お気軽にご連絡ください。
大腸カメラ検査に関する
よくある質問
大腸カメラ検査にかかる時間はどのくらいですか?
通常、検査自体は10~15分程度ですが、患者様によって所要時間が異なります。当日の問診や検査準備、鎮静剤の使用などを含めると、検査後の休憩時間も考慮し、総時間は2~3時間ほどかかる場合があります。 ※組織検査やポリープ切除が追加される場合、時間が長くなることがあります。 ※検査の5時間前から腸管洗浄剤を服用して、大腸を空にする必要があるため、検査前の準備時間も含めて一日がかりになることを理解していただければと思います。
大腸カメラ検査はどのくらい痛いですか?
大腸カメラ検査の痛みの感じ方には個人差があります。多くの方は、腸内にカメラが進む際の圧迫感やガスを入れて腸を膨らませることによる膨張感を感じることがありますが、これらは一時的なもので、通常は不快感程度で収まります。もし痛みが強く感じられる場合は、麻酔を使用して検査をより快適に受けていただけるよう配慮していますので、ご安心ください。
大腸カメラ検査で飲んだ下剤の効果はいつまで続きますか?
下剤を服用してから、3~4時間後に便が水っぽくなり、準備完了となります。もし下剤を飲みきれなかったり、便が十分に洗浄できていない場合は、スタッフにお知らせください。下剤服用後は水分(水、お茶、スポーツドリンクなど)は摂取していただいて問題ありませんが、乳製品やフルーツジュースは避けてください。また、脱ぎ着しやすい服装でご来院いただくことをお勧めします。
大腸カメラ検査は保険適用で受けられますか?
症状がある場合、医師が病因を調べる必要があると判断した場合は、保険適用で大腸カメラ検査を受けることができます。ただし、症状がない場合(例えば、家族にがんの病歴があり不安なため、または年齢的に予防的に受けたい場合)などは、保険適用外となり、自費での受診となります。予防的な検査をご希望の方は、自費での受診をご検討ください。
大腸カメラ検査と便潜血検査の違いは何ですか?
健康診断などで行われる便潜血検査は、
便に血液が混じっていないかを調べる簡便なスクリーニング検査です。ただし、出血のないポリープや初期のがんは検出されにくく、「陰性でも安心」とは限りません。