玉造駅周辺にお住まいの皆様へ|予防接種のご案内
当院では、予防接種法に基づき、15歳以上の方を対象とした予防接種を実施しております。
自治体によっては補助のある肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、子宮頸がんワクチンも実施可能ですので、お気軽にお問い合わせください。種類によっては、同日に2〜3種類のワクチンを接種することも可能です。
※定期接種や任意接種においては、ワクチンの接種間隔などを考慮いただき、通常は予約制となっております。
玉造駅周辺にお勤め、お住まいの方で接種を希望する方は、体調に留意の上、どうぞお気軽に当院をご利用ください。なお、接種当日に体調が優れない場合は、延期する可能性もありますのであらかじめご了承ください。
当院で扱う予防接種の種類
当院では以下の予防接種を実施しております。
水痘・帯状疱疹ワクチン
水痘・帯状疱疹ウイルスは、感染後に最初に水ぼうそうを引き起こし、その後、ウイルスが体内の神経節に潜伏します。体力や免疫力が低下したり、加齢により再活性化し、帯状疱疹を発症します。成人女性が妊娠中に水ぼうそうに感染すると、致命的な重症肺炎(死亡率15%前後)を引き起こすリスクが高まり、母子感染により先天性水痘症候群や流産、死産のリスクも増加します。帯状疱疹を発症した場合、完全に乾燥するまで妊婦や赤ちゃんとの接触を避けることが推奨されます。
帯状疱疹の予防に有効な
ワクチン
(各自治体による助成が受けられる場合があります)
- シングリックス 2回の接種で高い予防効果が期待でき、帯状疱疹後の神経痛予防にも効果的です。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン) 50歳以上の方に1回接種が推奨される生ワクチンです。妊娠中の方や免疫異常を持つ方、免疫を抑制する治療を受けている方、水痘ワクチンに対するアレルギーが強い方は接種できません。
インフルエンザワクチン
【2025年度 接種開始のお知らせ】
項目 | 内容 |
---|---|
ワクチン | インフルエンザワクチン |
料金 | 3,300円 |
接種開始日 | 10月1日〜 |
予約方法 | WEB予約・電話予約 |
予約受付開始 | 接種開始の1週間前から |
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。
2023年度は感染者が長期にわたり確認され、毎年11月から12月にかけて患者数が増加し、その後、1月から3月のピーク時期を経て5月頃まで徐々に減少します。ワクチンは、流行が予測されるウイルスの型をもとに専門機関が製造します。接種後、約2週間で免疫が形成され、約5ヶ月間効果が持続しますので、12月中旬までの接種を推奨します。
対象となる方
当院では、15歳以上の方が接種可能です。
また、65歳以上の方や自治体の対象年齢に該当する方は、公費助成を受けられる場合があります。
大阪市や近隣在住の方は、助成が適用される場合があります(手続きが必要です)。
新型コロナウイルスワクチン
新型コロナウイルス感染症は、SARS-CoV-2というウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。
毎年、冬季に感染拡大がみられることが多く、特に高齢者や基礎疾患のある方は重症化リスクが高いとされています。ワクチンは流行が予測される株に合わせて改良されており、接種後、約2週間で免疫が形成されます。流行期前の接種が推奨されているため、12月中旬までの接種をおすすめします。
対象となる方
当院では、15歳以上の方が接種可能です。
また、65歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方は、公費助成を受けられる場合があります。
大阪市や近隣在住の方は、助成が適用される場合があります(手続きが必要です)。
肺炎球菌ワクチン
肺炎は日本人の死因の第5位(令和4年)であり、その多くは肺炎球菌によるものです。65歳以上の方々は免疫力が低下しているため、特に死亡率が高い傾向があります。事前にワクチンを接種することで予防が望ましいとされています。
ニューモバックスNP
(23価肺炎球菌ワクチン)
免疫効果が約5年間持続するワクチンで、自治体によっては65歳以上の方に5年ごとの再接種が推奨されています。初回接種に対する公的助成がある場合もありますので、詳細はお住まいの自治体にお問い合わせください。
プレベナー
(13価肺炎球菌ワクチン)
プレベナーは、肺炎を引き起こす13種類の肺炎球菌に対する免疫を提供します。ニューモバックスと併用することで、さらに強力な予防効果が期待できます。また、プレベナー接種後1~4年内にニューモバックスNPを接種することでブースター効果が得られますが、併用に対する助成はありません。
麻疹・風疹(MR)ワクチン
麻疹(はしか)や風疹(ふうしん)は小児に多い病気ですが、大人が感染すると重篤な症状を引き起こすことがあります。特に妊婦が感染すると、胎児に深刻な影響を与える可能性があるため、妊娠を希望する方には抗体検査や予防接種をお勧めします。接種後2ヶ月間は妊娠を避けるように注意が必要です。2024年現在、1952年4月2日から1979年4月1日生まれの男性で、抗体検査を受けていない方には、無料で風疹の抗体検査を提供しています。抗体が不足している場合は、麻疹風疹ワクチンを無償で接種できます(2025年2月まで)。
大阪市在住の方、妊娠を希望する方やそのパートナーも条件を満たせば無料で抗体検査が受けられます。詳細は大阪市のウェブサイトをご覧ください。
B型肝炎
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって引き起こされ、慢性化しやすい病気です。特に、母子感染が多く、妊娠中にHBV感染が分かった場合は、出産後12時間以内にHBVワクチンと抗HBs免疫グロブリンを接種する必要があります。
日本脳炎
日本脳炎は蚊を媒介とする感染症で、急激な高熱や頭痛、嘔吐が現れます。重篤な神経障害や死亡のリスクもあるため、特に注意が必要です。現在では、過去に中断された接種を補うため、定期接種が可能です。1995年4月2日から2007年4月1日生まれの20歳未満で、予防接種が不完全な方は母子健康手帳で確認をお願いします。
流行性耳下腺炎
(ムンプス)
流行性耳下腺炎は通常、片側または両側の唾液腺が腫れることが特徴です。髄膜炎や睾丸炎、卵巣炎、聴覚障害などの合併症が生じることがあります。
おたふくかぜワクチン
おたふくかぜの予防にはワクチンが最も効果的です。約90%の人が充分な抗体を得ることができるとされています。
予防接種の費用
項目 | 内容 |
---|---|
ワクチン | インフルエンザワクチン |
料金 | 3,300円 |
接種開始日 | 10月1日〜 |
予約方法 | WEB予約・電話予約 |
予約受付開始 | 接種開始の1週間前から |
予防接種前後に気を付けること
一般的な注意点
- 予防接種を受ける際は、その必要性や副作用について理解し、納得した上で進めてください。
- 急性疾患にかかっており、薬を服用している場合は、接種前に必ずかかりつけの医師にご相談ください。
- これまでに予防接種で強いアレルギー反応やけいれんがあった方、基礎疾患がある方は、事前にかかりつけの医師にご相談いただくようお願いします。
- 予防接種の際には、お子様の普段の状態をよく見守っている保護者の方が同伴してください。
予防接種前における注意点
検温と便の状態をチェック
お子様の体調を朝から注意深く観察し、検温や便の状態を確認して、普段通りであることを確かめてください。もし少しでも体調に異常を感じた場合は、接種を延期することをお勧めします。
予診票へのご記入
予診票は予防接種を安全に行うための重要な情報となります。最近受けた予防接種やアレルギーの有無など、正確な情報を責任を持ってご記入ください。
必要な持ち物
母子健康手帳を必ずお持ちください。接種後に手帳に接種内容を記入いたしますので、大切にご持参ください。
予防接種後における注意点
接種後はすぐに帰宅せず、しばらく院内で待機
予防接種後、お子様の体調変化を院内で観察いたします。約30分間、お子様の状態を細心の注意を払って観察していただけますようお願いします。
当日の入浴について
予防接種後に入浴していただいて問題ありません。接種後1時間以上経過してから入浴可能ですが、接種部位を激しく擦ったり、揉んだりしないようにご注意ください。
激しい運動は避けましょう
予防接種後は、激しい運動を避け、お子様が疲れたり興奮したりしないように静養していただけると安心です。ご自宅でリラックスした時間をお過ごしください。